まず1点目は、「レンタルサーバクラッキング」あるいは「$20 virtual web server hack」といった言葉で知られる問題である。 レンタルサーバの利用者がCGIを使って他の利用者のデータを盗んだり、改竄したり、データセンター内部に侵入したりすることのできる脆弱性である。 レンタルサーバ攻撃手法としては、もっともよく使われる方法であり、編集部では、1年以上前にその危険性について指摘を行なってきた。OCNには、この脆弱性が存在していた。
OCNは業界大手でもありその抱えるユーザ数が著しく多いことは想像に難くない。そのため、今回の問題発見ではユーザへの影響を考慮し、詳細を一般に公開することは控えている。詳細については、Scan Security Managementの明日(5月27日)発行号からの連載記事、またScan WEB Securityの来週(6月2日)発行号からの連載記事の中で掲載される。